“へうきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剽軽48.0%
剽輕40.0%
慓輕4.0%
漂輕4.0%
瓢輕4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い門弟と美しい令嬢二人は、漱石氏の面白い話し風にじつと聴きとれながら、時々出る剽軽へうきんな皮肉に若い胸をはつと躍らせてゐた。
大豆打でえづぶちにかつころがつたてえに面中つらぢうめどだらけにしてなあ」剽輕へうきん相手あひてます/\惡口あくこうたくましくした。群衆ぐんしふ一聲ひとこゑをはごとわらひどよめいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
武村兵曹たけむらへいそう相變あひかはらず淡白たんぱくで、慓輕へうきんで、其他そのほか三十有餘名いうよめい水兵等すいへいら一同いちどう元氣げんきよく、だいなる希望きぼう待望まちのぞみつゝ、勤勉きんべんはたらいてる。
『おゝ、それも左樣さうだ、わたくし考通かんがへどうりにもかないな、これから糧食かて積入つみいれたり、飮料水のみゝづ用意ようゐをしたりしてると、矢張やはり出發しゆつぱつ明朝あすのあさになるわい。』と獨言ひとりごつ、このをとこいつもながら慓輕へうきんことよ。
「中風でも、レコの方は生れてから一遍も知らんのやちうさかいなア、あゝなつても、なかなかつちうやないか。」と、仙太郎といふ漂輕へうきんな若者は、右の拳で變な形をして見せつゝ
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「まあ。」とお房は、其の猛烈もうれつな勢にあきれて、瓢輕へうきんな顏をする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)