“さわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
35.3%
障害17.6%
支障11.8%
障礙11.8%
佐和利5.9%
感触5.9%
故障5.9%
詠嘆辞5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われら一類がわざおびやかされて、その者、心を破り、気をきずつけ、身をそこなえば、おのずから引いて、我等修業のさまたげとなり、従うて罪のさわりとなって、実はおおいに迷惑いたす。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
このような人間を退治たところで、自分が久しく企てている、一大事を仕とげる足しにもならず、かえって障害さわりになるくらいだ。……さわりたくないのだ、さわりたくないのだ
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ついに健康に支障さわりを来すように
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
冥土の障礙さわりとなって、亡者が浮ばれないと申しますから
立山の亡者宿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
みせのなかではしんみりとやなぎ佐和利さわり
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その柔かい膚の感触さわりがくすぐったく、可愛かった。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「お蔭さまでな、別にこれという故障さわりもごわせんわい。」とソバケーヴィッチが答えた。
絶景を仰いで陶然たる詠嘆辞さわりをよみあげ、巧みに聴手の魂を奪つた。
風流旅行 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)