“ししやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
師匠88.5%
支障3.8%
死生3.8%
私娼3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし間違まちがつたことひますれば、其處そこます師匠ししやう沙汰さたをしますはずともつてつてりますうへは、けつして相違さうゐないとぞんじます。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
自分は熊五郎に斬られて死んだと見ても差支さしつかへが無いわけで、駒吉が熊井熊五郎であることは何んの支障ししやうもなく説明されるのです。
よく吟味したら三人の死生ししやうの程も知れ親方のかたきの手筋もわかりさうな者だときゝて長兵衞それすてて置れぬことなりと源左衞門并に熊谷屋くまがひやの亭主へも相談さうだんなし早速其筋そのすぢ訴訟うつたへべしとて願書ぐわんしよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかし今僕等の歩いてゐるのは有田ありたドラツグや愛聖館あいせいくわんの並んだ、せせこましいなりに賑かな往来である。近頃私娼ししやうの多いとか云ふのも恐らくはこの往来の裏あたりであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)