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しゝやう
惣ざい
料理もごた/\するし、
重りする
処も
忌だし、あゝ
釣堀の
師匠の
処へ
往かうぢやアないか。
この
間も
誰かと二三
人づれで、
学校のお
師匠さんが、
内の
前を
通つて、
私の
顔を
見たから、
丁寧にお
辞義をすると、おや、といつたきりで、
橋銭を
置かないで
行つてしまつた。
よし
兎に
角車願ひたしと
押かへして
頼み
入るゝに
師匠實にもと
氣の
毒がりて
然らばお
止め
申すまじとてもお
歸りなさるゝに
夜が
更けてはよろしからず
車大急ぎに
申して
來よと
主の
命令には
詮方なくてや
恨めしげながら
承はりて
梯子あわたゞしく
馳せ
下りしが
水口を