“ししょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
師匠47.2%
嗤笑17.0%
刺衝7.5%
私娼3.8%
詞章3.8%
刺傷1.9%
史生1.9%
団十郎1.9%
子将1.9%
成田屋1.9%
(他:6)11.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうもうしたのでござんすが、師匠ししょうはひどくおいそぎで、さきさえおっしゃらねえんで。……」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「とうとうお目出度めでたくなったそうだな、ほら、あの槙町まきちょう二弦琴にげんきん師匠ししょうも。……」
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
東京市民が現に腐心しつつあるものは、しばしば外国の旅客に嗤笑ししょうせらるる小人ピグミイの銅像を建設することでもない。
松江印象記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
現にホトトギス発行所がこの丸ビルの一室に陣取るという事は、あまり突飛なこととして、初めは人人の嗤笑ししょうを受けた。
丸の内 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
これを健康に保たんとするには、飲食なかるべからず、大気、光線なかるべからず、寒熱、痛痒つうよう、外より刺衝ししょうして内よりこれに応じ、もって一身の働きを調和するなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つねに吾人を刺衝ししょうして寸時もとどまらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
君江は同じ売笑婦でも従来の芸娼妓げいしょうぎとは全く性質を異にしたもので、西洋の都会に蔓延まんえんしている私娼ししょうと同型のものである。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼女自身も気のつかぬうちいつからという事もなく私娼ししょうの生活にらされてずべき事をもはじとは思わぬようになったものであろう。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
と言った類の詞章ししょうは、現在はどう註釈せられているかしらないが、それは小石でなく、真珠ではもちろん無かったろう。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今日のズズダマ、八重山で謂うところのシダマまたはチダマが、この詞章ししょうの中に出てくる例が、少なくとも三つ以上はある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これはおかしいと更に解剖をすすめたところ、遂にふみ子の死因が、短刀による心臓部しんぞうぶ刺傷ししょうであると判断せられていたのは大間違いで、実は高圧電気による感電死であり、その高圧電気は、ふみ子の乳下ちちした
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ちかごろ、宮廷のうちも、際だって、華美になり、むかしは、天皇のほかには着なかったような物を、一介いっかい史生ししょうや蔵人も着かざったり、采女うねめや女房たちが、女御更衣にも負けずにえんを競ったり、従って、風紀もみだれ、なおかつ、廟議や政務にいたっては、てんで、怠り放題な有様である。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、そう思うかげに、ながい間役者をしたが、とうとう、団十郎ししょうと一つ舞台に並べなかったという、何時も悲しむさびしさが、心の奥を去来していた。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
九女八は、一木一石といったふうの団十郎ししょううちの庭に、鷺草が、今日も、この雨に、しっとりとれているだろう風情ふぜいを、思うのだった。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その時代に、彼を一見した子将ししょうが、
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成田屋ししょうのうちの庭は、あすこらあたりに、大きな、低い、捨石があったっけが——」
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
この秘密書類が、もしスパイの手にでもはいるようなことがあれば、国のためにも、たいへんな支障ししょうをきたすことになるのです。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「でも、実弾じつだんをうちこむと乗組員のりくみいん死傷ししょうが出来るが、いいだろうか。もっとも死亡一人につき一万ドルの割で出してもいいが……」
今のお角には、お君という女の死生ししょうも知らず、まためまぐるしいこのごろの生活では、ホンの少しばかり念頭に上って来ることさえ極めて稀れであったのです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
茅八ぼうはちという者が若いときに紙を売って江西に入った。その土地の深山に紙廠ししょうが多かった。廠にいる人たちは、日が落ちかかると戸を閉じて外へ出ない。
人のこの言を聞く者、みな予を訾笑ししょうして以て狂とし、あるいいんこれ詆詬ていこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
僕は裔一に借りて、晴雪楼詩鈔ししょうを読む。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)