“しせう”の漢字の書き方と例文
語句割合
嗤笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々はそんな無理な事が出來るものかと嗤笑しせうした。非難や嗤笑は、世の中の賢顏かしこがほする詰らない男、ガスモク野郎、十把一じつぱひとからげ野郎の必ず所有してゐる玩具おもちやである。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
英吉利の評者が逍遙子に嗤笑しせうせられたるは氣の毒なることなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
私は私の愚を嗤笑しせうすべき賢達の士のあるのを心得てゐる。が、私自身と雖も、私の愚を笑ふ点にかけては、敢て人後に落ちやうとは思つてゐない。
後世 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)