“詞章”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ししょう50.0%
コト50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
などという歌があるが、これは睡眠中の心理的動作をすもので、今日の学者といえどもてがたい面白い詞章ししょうであると思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
今日のズズダマ、八重山で謂うところのシダマまたはチダマが、この詞章ししょうの中に出てくる例が、少なくとも三つ以上はある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
詔座ノリトにおける発言に慣用せられた詞章コトが、のりとごとであり、其名がくり返されて耳に馴れるに連れて、下部省略が行はれて、のりとと言ふ語形を採るやうになる。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
興台コトヾ——正式には、興言台と書いたのであらう——産霊ムスビは、後代は所謂詞霊コトダマと称せられて一般化したが、正しくはある方式即とを具へて行ふ詞章コトの憑霊と言ふことが出来る。