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私娼
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ししょう
ふりがな文庫
“
私娼
(
ししょう
)” の例文
君江は同じ売笑婦でも従来の
芸娼妓
(
げいしょうぎ
)
とは全く性質を異にしたもので、西洋の都会に
蔓延
(
まんえん
)
している
私娼
(
ししょう
)
と同型のものである。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
久しく一緒に住んで共に
私娼
(
ししょう
)
をしていた京子という女が、いよいよ
小石川
(
こいしかわ
)
諏訪町
(
すわちょう
)
の家をたたんで
富士見町
(
ふじみちょう
)
の芸者家に住込む事になったので、泣きの涙で別れ、独り市ヶ谷
本村町
(
ほんむらちょう
)
の貸二階へ引移り
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼女自身も気のつかぬ
中
(
うち
)
いつからという事もなく
私娼
(
ししょう
)
の生活に
馴
(
な
)
らされて
耻
(
は
)
ずべき事をも
耻
(
はじ
)
とは思わぬようになったものであろう。折々は反省して他の職業に転じようと思う事もあるにちがいない。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“私娼”の意味
《名詞》
私娼(ししょう)
公的な許可を得ずに内密に売春を行う女性。
(出典:Wiktionary)
“私娼”の解説
私娼(ししょう)は、娼婦のうち公に営業の許可を与えられたに対し、公の営業許可を与えられていない者をいう。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
娼
漢検準1級
部首:⼥
11画
“私娼”で始まる語句
私娼窟
私娼保護
私娼媒介