“かんしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
感触36.8%
間食15.8%
間色10.5%
噉食10.5%
寒食10.5%
寒色5.3%
旰食5.3%
篏飾5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ほんのつかたち現われたわたしの初恋はつこいのまぼろしを、溜息ためいき一吐ひとつき、うら悲しい感触かんしょく一息吹ひといぶきをもって、見送るか見送らないかのあのころ
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
ハサマはすなわち物と物との中間のこと、今いう間食かんしょくをアイダグイ、またはハサグイというのともとは一つである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
朱鷺色ときいろや、黄や、緑や、その間色かんしょくの雑多なペンキで、にぎにぎしく塗りあげられているので、古い三色版画のミシシッピー河のショオ・ボートにそっくりなようすをしている。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
これは明王みょうおう観音両部属の尊で、馬口呑納余さざる噉食かんしょくの義と、飢馬草を食うに余念なき大悲専念の義と、慈悲方便もて大忿怒形を現わし、大威日輪となりて(上に引いた日神スリアの事参照)
寒食かんしょくの日になって燕が言った。
蓮香 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
風が東南風いなさとみえて、寒色かんしょくの海の青さもさまでには覚えない。ざこ場の小屋にも人影がなく、海草や貝がらや、かにの甲羅などがに乾いていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嘉永癸丑米艦浦賀ニ入ル。海内騒擾そうじょう。聖天子旰食かんしょくやすカラズ。幕吏国家ノ大計ヲ以テ模棱もりょうコレニ処セント欲ス。天下ノ志士切歯憤惋ふんわんセザル者ナシ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さやはこれです。七宝の篏飾かんしょく、なんと見事ではありませんか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)