“かんしよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間食40.0%
寒色20.0%
感觸20.0%
閑職20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また出るお膳だけではうまくないと云つて、鑵詰を明けたり、うなぎをあつらへたり、間食かんしよくをしたりする人々の間で、自分ばかりがつつましくしてゐるのは、如何にも貧乏臭く見えることもそれだ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
魔にみいられたる人よ、生命いのちはるかなるあたりに置き、故郷ふるさとへ急ぐ船にあるよなど思ひ、りやうの袖を胸の上に合せて、そこはかとなく歩みさふらふに、寒色かんしよくの波におもてはとどまる知らぬ涙を私に流さしめ申しさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
でも、この美しい娘を二度までおんぶした、八五郎の感觸かんしよくは、長い間忘れられない、不思議な思ひ出だつたのです。
今では閑職かんしよくに就いてゐるが、それでも大官たいくわんは大官だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)