寒色かんしょく)” の例文
風が東南風いなさとみえて、寒色かんしょくの海の青さもさまでには覚えない。ざこ場の小屋にも人影がなく、海草や貝がらや、かにの甲羅などがに乾いていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)