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障
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さわり
ふりがな文庫
“
障
(
さわり
)” の例文
三十日に
大暴風
(
おおあらし
)
で阪の下に半日留められた外は、道中なんの
障
(
さわり
)
もなく、二人は七月十一日の夜品川に着いた。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
われら一類が
為
(
な
)
す
業
(
わざ
)
に
怯
(
おびや
)
かされて、その者、心を破り、気を
傷
(
きずつ
)
け、身を
損
(
そこな
)
えば、おのずから引いて、我等修業の
妨
(
さまたげ
)
となり、従うて罪の
障
(
さわり
)
となって、実は
大
(
おおい
)
に迷惑いたす。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
孔明
(
こうめい
)
兵を
祁山
(
きざん
)
に
出
(
いだ
)
す事
七度
(
ななたび
)
なり。
匹婦
(
ひっぷ
)
の
七現七退
(
しちげんしちたい
)
何ぞ改めて怪しむに及ばんや。唯その身の事よりして人に
累
(
るい
)
を
及
(
およぼ
)
しために
後生
(
ごしょう
)
の
障
(
さわり
)
となる事なくんばよし。皆時の運なり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
横須賀より乗るべかりしを、出発に
垂
(
なんな
)
んとして
障
(
さわり
)
ありて一
日
(
じつ
)
の期をあやまりたれば、武男は
呉
(
くれ
)
より乗ることに定め、六月の十日というに孤影
蕭然
(
しょうぜん
)
として東海道列車に乗りぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
お
障
(
さわり
)
申すことの出来ぬあなたにも、12020
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
画家 雨ぐらいは何の
障
(
さわり
)
もありません。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
障
常用漢字
小6
部首:⾩
14画
“障”を含む語句
障碍
支障
障子
障礙
故障
目障
罪障
破障子
手障
障子越
気障
戸障子
耳障
硝子障子
眼障
障害
罪障消滅
泥障
氣障
腰障子
...