“大暴風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおあらし55.6%
あらし11.1%
おおしけ11.1%
おおじけ11.1%
おほあらし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウッカリすると折角(せっかく)、根を張りかけた鮮海の漁業をドン底までタタキ付けられるかも知れない大暴風(おおあらし)が北九州の一角から吹き初めたもんだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
トタンにたまらない鬼気にゾクゾクと襲われかかったが、これは大暴風(あらし)のアトの空腹と、疲労でヒョロヒョロになっていた神経が感じた幻覚だったかも知れない。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何しろお前、あの小(こ)が崎(さき)の端(はし)の暗礁へ乗り上げたので、——それで村中の漁夫(りょうし)がその大暴風(おおしけ)の中に船を下(おろ)して助けに行ったのだが、あんな恐ろしいことは俺(おら)ァ覚えてからなかった。
少年と海 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
此の港は、此の土佐の荒海を往来(ゆきき)する船のために、普請をしておるからには、神様がお叱りになるはずはない。此(こ)の比(ごろ)暫く大暴風(おおじけ)もせず、大波もないが、これは神様のお喜びになっておる証拠じゃ。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
大暴風(おほあらし)うすずみ色の生壁(なまかべ)にさくら許多(ここだ)くたたきつけたり
桜 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)