“罪障”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざいしょう46.2%
つみ23.1%
ざいしやう15.4%
つみとが7.7%
とが7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし僕は先生の訓戒に従って改心しているんだ。先生は宗教家だよ。懺悔ざんげによって罪障ざいしょうが消滅するということを知っている」
ロマンスと縁談 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この無仏世界の衆生しゅじょう罪障つみをごらんになる大菩薩の御涙というものは、どのくらいのものかはかり知れたものでない。
一念いちねん弥陀仏みだぶつ即滅そくめつ無量むりやう罪障ざいしやうと聞けど、わが如き極重悪人の罪を救はれざらむ事、もとより覚悟の前ぞかし。南無なむ摩里阿マリア如来によらい。南無摩里阿如来と両手を合はせて打泣き/\方丈に帰り来りつ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
え? 坊さん?……いらない……わたしたちにどうしてそんな余分なお金があるものかね?……わたしには罪障つみとがなんかありません……でなくたって
痛めて、私は、ほんとうにいとおしゅう思いまする。すでにそもじは、十字架に上りやったこととて、基督ハリストスとても、そもじの罪障とがを責めることはできませぬぞ
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)