“つみとが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
罪科67.9%
罪咎21.4%
捨札3.6%
罪尤3.6%
罪障3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「碁打と云つて寺方や、物持百姓の家へ押し入り、盗んだ金の罪科つみとがは、毛抜けの塔の二重三重、重なる悪事に高飛なし——と云ふんだらう。」
或る日の小せん (新字旧仮名) / 吉井勇(著)
六三郎はふだんから正直の聞えのある者、殊に父子とはいいながら十年も音信不通で、父の罪咎つみとがに就いてなんの係り合いもないことは判り切っている。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
やがて捨札つみとがの読上げ終るや、矢来の片隅に控へ居りし十数人の乞食ども
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
身に行った罪尤つみとがが顔に写って表れるのじゃ。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
え? 坊さん?……いらない……わたしたちにどうしてそんな余分なお金があるものかね?……わたしには罪障つみとがなんかありません……でなくたって