“ざいくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
罪科66.7%
財貨33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なせし者なり江戸表へ御供致せば惡事あくじ露顯ろけんいたすべしればたちま罪科ざいくわに行はれんが此儀は如何あらんと云ふに吉兵衞は答へて予が守護を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ロレ おゝ、罪深つみふかや/\! おゝ、作法知さはふしらず、恩知おんしらず! これ、そなた罪科ざいくわ國法こくはふでは死罪しざいとある、しかるに慈悲深じひぶか御領主ごりゃうしゅそなたかたち、御法ごはふげ、おそろしい死罪しざい追放つゐはうとはへさせられた。
然程さるほどに大岡越前守殿には段右衞門前名ぜんみやう畔倉重四郎一けんに付享保きやうほ十一年十二月みぎかゝり合の者共一どう白洲しらすよび出され夫々それ/″\に其罪科ざいくわを申渡されける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さても享保二年四月十八日越前守殿には今日村井長庵が罪科ざいくわ悉皆こと/″\調しらべ上んとや思はれけん此度の一件にかゝり合の者どもを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
財貨ざいくわによつて物質的ぶつしつてき滿足まんぞく自分じぶんあたゝかなふところかんじたときすべてはれをうしなふまいとする恐怖きようふからえずそのこゝろさわがせつゝあるやうに
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
無盡藏むじんざう自然しぜんふところから財貨ざいくわ百姓ひやくしやうかならず一あたへられるあき季節きせつれば、財貨ざいくわたもつたはたけ穗先ほさきこれねたむ一自然現象しぜんげんしやうたいしてつね戰慄せんりつしつゝかついた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)