“かんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
莞爾72.0%
9.1%
勘次3.8%
感想3.0%
幹事2.3%
漢字2.3%
甘膩2.3%
間事1.5%
感情0.8%
環峙0.8%
(他:3)2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、今はもう颯爽さっそう明快、莞爾かんじと笑ってお秋を前にすると、やにわにおどろかして、ずばりといったものです。
とのみで、莞爾かんじともなされなかったが、なんら逆鱗げきりんともみえなかった。幕府側は、くうを打った思いをして、
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かんじの宜い絵じゃありませんか。何んて深味のある緑色でしょうね……貴郎もりそう思われて?」
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかもつとも、わたくし或時あるときなんもののやうなかんじもするですがな。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
勘次かんじはひつそりとしたいへのなかにすぐ蒲團ふとんへくるまつてるおしな姿すがたた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
土浦つちうらまち勘次かんじいわし一包ひとつゝつて手拭てねぐひくゝつてぶらさげた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
台所で焼く魚のにほひは、蔵裏迄も通つて来て、香の煙に交つて、住慣すみなれない丑松の心に一種異様の感想かんじを与へる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
自然に世を隔てたやうな感想かんじのするものもあらうけれど——其精神こゝろ内部なかの革命が丑松には猛烈に起つて来て
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とき復興ふくこう第一囘だいいつくわい幹事かんじは——おたうめでたうござる——水上みなかみさんで。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
第三囘だいさんくわい幹事かんじは、元園町もとぞのちやう——小村雪岱こむらせつたいさん——受之これをうく
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
和名わめい漢字かんじ和訓わくん充當じうたうしたものが、理由りいうなく誤訓ごくんされた惡例あくれいなりある。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
そこへかよって、漢字かんじがいっぱいつまった中国ちゅうごくほんをならうのです。
鍋のなかには予めあつものたぎつてゐて、三蛇は互に毒を以て毒を制し、その甘膩かんじ、その肥爛ひらんまことにたとふべからずと言ふのである。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
本朝食鑑には、その味甘膩かんじなりとあるが、期待したほどでもなかった。
岡ふぐ談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
老生ちかごろ白氏の所謂いわゆる間事かんじを営み自ら笑うの心境に有之候これありそうろう
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)
一は全く無心の間事かんじである。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
妙な感情かんじが心に起ッて何となく胸が騒がれた。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
宿の前には、梓川の寒流が走っている、この川は、北から出て、西へと迂回し、槍ヶ岳、穂高山、焼岳などの下をねり、四山環峙かんじの中を南の方、島々に出て、また北に向いて走るので、アルプス山圏を半周することになる
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
浄慈寺には監寺かんじの僧がいた。許宣は監寺に法海禅師のことを訊いた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それから観眤かんじを極めると云うほとんど追字訳ついじやくのような処もあって、原話げんわからすこしも発達していないが
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そして名宛なあての左側の、親展とか侍曹じそうとか至急とか書くべきところに、閑事かんじという二字が記されてあった。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)