間事かんじ)” の例文
一は全く無心の間事かんじである。一は雕虫ちょうちゅうの苦、推敲すいこうの難、しばしば人をして長大息ちょうたいそくを漏らさしむるが故である。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その後は如何いかが。老生ちかごろ白氏の所謂いわゆる間事かんじを営み自ら笑うの心境に有之候これありそうろう
花吹雪 (新字新仮名) / 太宰治(著)