“とヾ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともおもまたみづからはげましては、なんわけもなきこと、大英斷だいえいだん庭男にはをとことさへりしわれ此上このうへ出來できごと覺悟かくごまへなり、たゞあやふきは令孃ひめこヽろにて、首尾しゆびよくふみとヾきたりとも
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
學校がくかうかよひにからぬともでも出來できてはならず、一さいれにかせてまあてくれと親切しんせつおつしやつてお師匠しヽようさまから毎日まいにちのお出稽古でげいこ月謝げつしやしてとヾけして御馳走ごちそうしてくるまして
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
じんすけもとより吾助ごすけ贔負びいきにて、此男このをとこのこと一も十も成就じやうじゆさせたく、よろこかほたさの一しんに、これまでのふみ幾通いくつう人目ひとめれぬやうとヾこほりとヾけ、令孃ひめこヽろらず返事へんじをとめしが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
物靜ものしづかにつヽましく諸藝しよげい名譽めいよのあるがなかに、ことのほまれは久方ひさかたそらにもひヾきて、つきまへちゆうなほときくもはれてかげそでにち、はなむかつて玉音ぎよくおんもてあそべばうぐひすねをとヾめてふしをやまなびけん
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
端金はしたにはあらざりけんを、六三ろくさ此金これとヾめず、重々ぢゆう/\大罪だいざいくびおふせらるヽともらみはきを、なさけのおことばてつしぬとて男一匹をとこいつぴき美事みごとなきしが、さても下賤げせんてば、こひかねゆゑするとやおぼ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)