“とゞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
32.0%
17.0%
16.0%
10.0%
7.0%
4.5%
4.0%
3.0%
2.0%
1.0%
停泊0.5%
宿0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともらねども正太れてひすがりめてはしがるに、美登利のみ打赤めて、でもい、と理由あり。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
同伴者親類義母であつた。此人途中萬事自分世話いて、病人なる自分までけるたのである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
更に見よ、新道の開通せられてより、更に旅客の此地を過ぐるものなく、當年繁盛の驛路、今は一戸の旅舍をもめずなりたるを。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
めて川面を見やれば誠に魂を冷す關山とてしき坂あり一人を守れば萬夫も越えがたしと見ゆる絶所にて景色もよし車夫いろ/\名所話しを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
夏痩は、といふ温泉の、叔母の家で、従姉の処へわきから包ものがいた。其上包になつて読売新聞が一枚。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「代助はまだるんぢやなからうな」とが云つた。代助はみんなから一足れて、鴨居に両手がく様なを一つした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼やがてにむかひていひけるは、汝等むるものなくば、請ふ右に口ありや我等に告げよ 一二七—一二九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
わたくしは初め墓表を読んだ時、此句に躓いて歩をめた。そして霧渓の嘱を受けて撰文した杉本が、何故に此句を添へたかを疑つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その第一期に於ては我も有りと有らゆる自由をち、行かんと欲するところに行き、まらんと欲する所に住まりしなり。
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
まるといふにもあらで、たゆたふやうなるが、月星などの光あるに気圧さるゝかとも見ゆるさまなるを、たゞ、いざよふ雲と云はんもをかしからず、たゞよふ雲、たちまよふ雲
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
左舷紅燈海上法り、停泊まれる大鳥波上るにて、丁度にでもあり景色! 此樣風景今迄幾回ともなくめたが
太空は一片の雲も宿めないが黒味渡ツて、廿四日の月は未だ上らず、霊あるが如き星のきらめきは、仰げば身もる程である。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
と上人が下したまふ鶴の一声の御言葉に群雀の鳴りをめて、振り上げし拳をすになく、禅僧の問答に有りや有りやと云ひかけしまゝ一喝されて腰のけたる如き風情なるもあり
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
二更、三更にして猶且めざるなり、往々にして五更に至る。時に洒然たる一老婦人あり室に入り来り少年を叱して去らしむ。老人顧みて笑ふ。当時会話の光景蓋し斯の如し。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
風雨かに到り、迅雷忽ちろく光景は心界の奇幻、之を見て直ちに繩墨の則を当て、是非の判別を下さんとするは、達士の為すところならんや。
新しき世界に古き精神をめたる明治の初年にりては、彼の喝破せし此主義が如何に開化党に歓迎せられて守旧党に驚愕せられたるよ。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
○一孔むる有るも、壊頽振はず。瓠子汎濫の敗に似たる有り。
囲碁雑考 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)