“屆出”の読み方と例文
新字:届出
読み方割合
とゞけいで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば血にまみれたる樣子は全たく人殺ひとごろしにてからだは海へ投込なげこまれしなるべしと早速さつそく土地ところの名主へとゞけゝれば年寄等としよりらが來りあらためしに死骸しがいは見えねども人殺しに相違さうゐなければ等閑なほざりならぬ大事なりと此段このだん奉行所へも屆出とゞけいでしにぞ其事平野村へ聞えければ同村の者共馳來はせきたれり此品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
軍鷄駕籠とうまるかごに入れて役人大勢守護しゆごなし并傳吉つましうと與惣次及び榊原殿郡奉行伊藤はん右衞門公用方下吟味川崎金右衞門小野寺源兵衞訴訟人憑司夫婦皆々江戸表へ出立致させ榊原さかきばらより役人百人ばかり附添つきそひ享保きやうほ十午年十月廿二日江戸着に相成其段そのだん屆出とゞけいでしかば傳吉は直取ぢきとり大岡請取られ入牢申付られ郡奉行其外は江戸表屋敷又は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)