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引札
ふりがな文庫
“引札”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひきふだ
87.5%
ちらし
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきふだ
(逆引き)
古い歌舞伎趣味に浸っている一部の好劇家は
苦々
(
にがにが
)
しそうに眉をしかめて、こんな
引札
(
ひきふだ
)
のような番附を投げ付けられては芝居を観にゆく気にもなれないと言った。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と
美事
(
みごと
)
玄関払いを食わされた。商売が繁昌すると見識が高くなる。まるでアベコベだ。当時の中学校は腰が低かった。校長が
引札
(
ひきふだ
)
を廻すのみならず、書記が近村へ勧誘に出掛けた。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
引札(ひきふだ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ちらし
(逆引き)
「大変だあ! 早く行っておつかまえなさいまし! 公爵が千法札を、まるで売り出しの
引札
(
ちらし
)
のように
他人
(
ひと
)
に配って歩いてますぜ!
遊楽館
(
カジノ
)
の『鳩打ち場』の横んとこでサ!」
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
引札(ちらし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“引札(引き札)”の解説
引き札 、または 引札 (ひきふだ)は、江戸、明治、大正時代にかけて、商店、問屋、仲買、製造販売元などの宣伝のために作られた広告チラシである。広告の歴史資料としてだけでなく、独特の色合いと大胆な図柄から美術品としての価値もある印刷物として蒐集の対象ともなり、各地の博物館に所蔵されるほか、展覧会も開かれている。
(出典:Wikipedia)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引札”のふりがなが多い著者
饗庭篁村
佐々木邦
柳田国男
夏目漱石
久生十蘭
泉鏡花
岡本綺堂