“ちらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五目飯33.3%
16.7%
引札16.7%
披露文16.7%
撒札16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅僧たびそうわたしおなじすしもとめたのであるが、ふたけると、ばら/\と海苔のりかゝつた、五目飯ちらし下等かとうなので。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
例えば——、蜂須賀巡査は勝手口の小門の近くに屈み込んで、庭下駄の跡に踏みつけられた一枚の桃色のちらし広告を見ながら考えた。
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「君。ちょっと訊くがね。この家へは、新聞やちらし広告は、どこから入れるかね?」
石塀幽霊 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「大変だあ! 早く行っておつかまえなさいまし! 公爵が千法札を、まるで売り出しの引札ちらしのように他人ひとに配って歩いてますぜ! 遊楽館カジノの『鳩打ち場』の横んとこでサ!」
矢張やはり判者はんじやはうからうとふので、烏亭焉馬うていえんば判者はんじやいたし、そこ狂歌師きやうかしひらきと共に此落語このらくごひらきもやらうとふ事になり、談洲楼焉馬だんしゆうろうえんば判者はんじやで、四方よも赤良あから補助ほじよといふ事で、披露文ちらしを配つたが
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「きょう、さらいの撒札ちらしが来てるんですよ。彦さん連れて、行ってみましょうか」
(新字新仮名) / 吉川英治(著)