“小花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こばな50.0%
こはな25.0%
フロレット25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茴香うゐきやう野罌粟のげし黄蜀葵とろろあふひ色々いろいろと物言ひかけるよその小花こばなよりも、おまへたちのはうがわたしはすきだ。ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
弟の方にはしかもお前の友達の小花こはなといふ色があるではないか、頼まれもせぬにおれから言ひ出し、今更ら理窟をいふではなけれど、うわさに聞けば小花と清二せいじとは、商売用で荻江おぎえの内へ往き始めしころ
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
このヒマワリの花は、他のキク科植物と同じく集合花で、そのおのおのを学問上で小花フロレットと称する。すなわち、この小花が集まって一輪の花を形作っている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)