“こばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小鼻57.1%
鼻翼28.6%
小花9.5%
濃花4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まァおまえじいやであったか! そうえばるほどむかし面影おもかげのこっています。——だい一その小鼻こばなわき黒子ほくろ……それがなによりたしかな目標めじるしです……。
私は愛す、……汝は愛す、……彼は愛す、—— amareアマーレ の第一変化を、はちきれるばかりに鼻翼こばなを膨らませ、息も絶え絶えに繰りかえす。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
甲「アヽ、泣くよ本当に嬉しいのだ、真に喜んで泣くよ偽乞食にせこじきでないから、お遣りお前は小花こばなくじが当ったからみんなお遣りよ何を愚図/\して居るのだ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いかだしは歌うてくだる川ぎしの、濃花こばなつつじとしら藤と、山吹わけて阿伽くむに、よべ夢みたる黒髪を、うつさぬ水のただにうらめし。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)