“膏盲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうまう50.0%
こうもう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は大臣の時勢を慨するや、危険思想の瀰漫びまんを論じて曰、病既に膏盲かうまうに入る、国家の興廃旦夕にありと。然れども天下怪しむ者なし。漢学の素養の顧られざる、また甚しと云はざる可らず。
しかしそうして見てもまた彼が同じことをする場合、あるいは病い膏盲こうもうに入っていて反省の見込なしと見られた場合は、もはや致し方なく、断固として退店を命ずべきである。
私の小売商道 (新字新仮名) / 相馬愛蔵(著)