“空谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くうこく83.3%
からたに8.3%
からだに8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空谷くうこくの中に立って、この男がこう叫びました。七兵衛は、よくいってくれた、もっと何かいって下さいという感じがしていると
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
空谷からたにを過ぎて、山かせぎなどする人の休場である山の鼻で一休ひとやすみする。桂、ぶなの大木が多い。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
その、法月弦之丞の姿は、今、もちの木坂三ツ目の曲り勾配こうばい空谷からだに桟橋かけはしを渡っていた。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)