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盲人
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まうじん
ふりがな文庫
“
盲人
(
まうじん
)” の例文
と
言
(
い
)
ふ。
其処
(
そこ
)
で、
野寺
(
のでら
)
の
観音堂
(
くわんおんだう
)
の
拝殿
(
はいでん
)
へ
上
(
あが
)
り、
其方
(
そなた
)
盲人
(
まうじん
)
にて
角觝
(
すまう
)
は
成
(
な
)
るまじ、
腕
(
うで
)
おしか
頭
(
あたま
)
はりくらか
此
(
こ
)
の
二
(
ふた
)
つの
中
(
うち
)
にせむ。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
聞けれども一
向
(
かう
)
に言ず只
何卒
(
どうぞ
)
御奉行樣へ御目に
掛
(
かゝ
)
り其上にて
委細
(
ゐさい
)
申上ますとばかりにて
盲人
(
まうじん
)
の
根生
(
こんじやう
)
勿々
(
なか/\
)
動
(
うご
)
かざれば役人も
持
(
も
)
て
餘
(
あま
)
して此段を申
述
(
のべ
)
けるに大岡殿是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此時にいたりて去年十月
以来
(
このかた
)
暗
(
くら
)
かりし
坐敷
(
ざしき
)
もやう/\
明
(
あかる
)
くなりて、
盲人
(
まうじん
)
の
眼
(
め
)
のひらきたる心地せられて、雛はかざれども桃の節供は名のみにて花はまだつぼみなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
へえ
是
(
これ
)
は
下駄
(
げた
)
を
履
(
は
)
いて
通
(
とほ
)
ると、がら/\音がしますから
解
(
わか
)
りますが、
是
(
これ
)
は
盲人
(
まうじん
)
が歩きいゝやうに
何処
(
どこ
)
へでも
敷
(
し
)
いて
有
(
あ
)
るのでせう。近江屋「なアに
社内
(
しやない
)
ばかりだアね、そろ/\
出掛
(
でか
)
けようか。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ここにこそ
恐怖
(
おそれ
)
はひそめ。かくてただ
盲人
(
まうじん
)
の親は寝そべり
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
孰
(
いづ
)
れが
前
(
さき
)
に
出来
(
でき
)
たか、
穿鑿
(
せんさく
)
に
及
(
およ
)
ばぬが、
怪力
(
くわいりき
)
の
盲人
(
まうじん
)
の
物語
(
ものがた
)
りが二ツある。
同
(
おな
)
じ
話
(
はなし
)
の
型
(
かた
)
が
変
(
かは
)
つて、一ツは
講釈師
(
かうしやくし
)
が
板
(
いた
)
にかけて、のん/\づい/\と
顕
(
あら
)
はす。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此時にいたりて去年十月
以来
(
このかた
)
暗
(
くら
)
かりし
坐敷
(
ざしき
)
もやう/\
明
(
あかる
)
くなりて、
盲人
(
まうじん
)
の
眼
(
め
)
のひらきたる心地せられて、雛はかざれども桃の節供は名のみにて花はまだつぼみなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
大岡殿聞れ
然
(
しか
)
らば其金三十五兩は
公儀
(
かみ
)
へ御取上になるぞ
然
(
さ
)
れども藤助
能
(
よく
)
承はれ右の金子は
元
(
もと
)
不正の金ゆゑ不足の分まで殘らず御取上に相成る
筈
(
はず
)
なれ共其方永々の眼病にて
盲人
(
まうじん
)
同樣に付
格別
(
かくべつ
)
の御慈悲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
うらわかき
盲人
(
まうじん
)
のいろ
飽
(
あく
)
まで白く
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
いきなり
麻
(
あさ
)
がみしもの
鼠
(
ねずみ
)
では、いくら
盲人
(
まうじん
)
でも
付合
(
つきあ
)
ふまい。そこで、
寢
(
ね
)
ころんで
居
(
ゐ
)
て、まづみゝづくの
目金
(
めがね
)
をさしむけると、のつけから、ものにしない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此所に景清が娘の
墳
(
つか
)
もあり、一村の氏神にまつる、此村かならず
盲人
(
まうじん
)
を
忌
(
い
)
む、盲人他処より入れば必
祟
(
たゝり
)
あり、景清
後
(
のち
)
に盲人になりしゆゑ、母の
灵
(
れい
)
盲人
(
めくら
)
を嫌ふと所の人のいへりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
如何成ることの願ひ有て奉行所へ
盲人
(
まうじん
)
の身にて
駈込訴
(
かけこみそ
)
に及びしや城富ヘイ
御意
(
ぎよい
)
に御座ります私し儀は武州埼玉郡幸手宿杉戸屋富右衞門と申者の
悴
(
せがれ
)
なるが十二歳の
時
(
とき
)
より江戸長谷川町城重方へ
養子
(
やうし
)
に
參
(
まゐ
)
りし者なりと
答
(
こた
)
ふるに大岡殿
然
(
しか
)
らば其方は幸手宿富右衞門が
忰
(
せがれ
)
成
(
な
)
るか當時養父城重といふ者
達者
(
たつしや
)
成るや城富ヘイ
養父儀
(
やうふぎ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さて、
招魂社
(
しやうこんしや
)
の
観世物
(
みせもの
)
で、
墨
(
すみ
)
のなすりくらをするのではないから、
盲人
(
まうじん
)
と
相撲
(
すまふ
)
もいかゞなもの。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此所に景清が娘の
墳
(
つか
)
もあり、一村の氏神にまつる、此村かならず
盲人
(
まうじん
)
を
忌
(
い
)
む、盲人他処より入れば必
祟
(
たゝり
)
あり、景清
後
(
のち
)
に盲人になりしゆゑ、母の
灵
(
れい
)
盲人
(
めくら
)
を嫌ふと所の人のいへりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
盲
常用漢字
中学
部首:⽬
8画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“盲人”で始まる語句
盲人怨
盲人相撲
盲人縞仕立