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観音堂
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くわんおんだう
と
言ふ。
其処で、
野寺の
観音堂の
拝殿へ
上り、
其方盲人にて
角觝は
成るまじ、
腕おしか
頭はりくらか
此の
二つの
中にせむ。
お
豊は乗つて来た車から急に
雷門で
下りた。
仲店の
雑沓をも今では
少しも
恐れずに
観音堂へと急いで、
祈願を
凝した
後に、お
神籤を引いて見た。古びた
紙片に
木版摺で
蒲原郡村松より東一里
来迎村に寺あり、
永谷寺といふ
曹洞宗なり。此寺の近くに川あり、
早出川といふ。寺より八町ばかり下に
観音堂あり、その下を流るゝ所を
東光が
淵といふ。
或日あたりの
暗くなるのを
待ち、
映画見物の
帰りのやうな
風をして、それらしく
思はれる
処をあちこちと
歩き
廻つてゐる
中、いつか
仮普請の
観音堂の
前に
来かゝつたのに
心づき
蒲原郡村松より東一里
来迎村に寺あり、
永谷寺といふ
曹洞宗なり。此寺の近くに川あり、
早出川といふ。寺より八町ばかり下に
観音堂あり、その下を流るゝ所を
東光が
淵といふ。
うつぶしに
倒れけるが——と
本文にある
処、
講釈の
即ち
足羽川中流の
石なのであるが、
比較して
言ふまでもなく、
此の
方が
自然で、
且つ
変化の
此の
座頭だけに、
観音堂に
近い
処で
このあたりで
女達の
客引に
出る
場所は、
目下足場の
掛つてゐる
観音堂の
裏手から三
社権現の
前の
空地、二
天門の
辺から
鐘撞堂のある
辨天山の
下で、こゝは
昼間から
客引に
出る
女がゐる。
越中つく/″\
聞いて、
見かけは
弁慶とも
言ふべき
人柄なれども
心だての
殊勝さは、
喜撰法師にも
劣るまじと
誉め、それより
道づれして、
野寺の
観音堂へ
近くなりて、
座頭傍の
石に
躓きて