“くわんおんだう”の漢字の書き方と例文
語句割合
観音堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或日あるひあたりのくらくなるのをち、映画見物えいぐわけんぶつかへりのやうなふうをして、それらしくおもはれるところをあちこちとあるまはつてゐるうち、いつか仮普請かりぶしん観音堂くわんおんだうまへかゝつたのにこゝろづき
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
蒲原郡かんばらごほり村松より東一里来迎らいかう村に寺あり、永谷寺えいこくじといふ曹洞宗さうどうしうなり。此寺の近くに川あり、早出川はやでがはといふ。寺より八町ばかり下に観音堂くわんおんだうあり、その下を流るゝ所を東光とうくわうふちといふ。
うつぶしにたふれけるが——と本文ほんもんにあるところ講釈かうしやくすなは足羽川あすはがは中流ちうりういしなのであるが、比較ひかくしてふまでもなく、はう自然しぜんで、変化へんげ座頭ざとうだけに、観音堂くわんおんだうちかところ
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)