“陣備”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんぞな50.0%
じんぞなえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、すぐ横の佐女牛さめうしの杉並木では、非常太鼓のうちに、くろぐろと陣備じんぞなえがおこなわれていたし、またいんいんたるかいの音は洛中の空の諸方で鳴っている。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南無観世音大菩薩なむかんぜおんだいぼさつ………助けさせたまえと、散策子は心のうち陣備じんぞなえ身構みがまえもこれにてこなになる。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)