“佐女牛”の読み方と例文
読み方割合
さめうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらを通じて、彼は海外との交易をやらせ、およそ都に見られる唐物からもののすべては佐女牛さめうしの門から密々いちさばかれていた物といってよい。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「卯月朔日ついたち。雨。新日吉しんひえ神社、佐女牛さめうし八幡宮両所へ参る。(下略。)」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
近くの佐女牛さめうしの一邸へ、佐々木道誉の手勢二、三百人が今暁から帰って来て、久しくけていたやかたが俄に賑わい立っているというのである。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)