“牛女”の読み方と例文
読み方割合
うしおんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちなかおおきなおんなが、のそりのそりとあるいていました。それを人々ひとびとは、びっくりしました。まさしく、それは牛女うしおんなであったからであります。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
牛女うしおんなは、大女おおおんなで、ちからも、またほかのひとたちよりは、幾倍いくばいもありましたうえに、性質せいしつが、やさしくあったから、人々ひとびとは、牛女うしおんな力仕事ちからしごとたのみました。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、運命うんめいには牛女うしおんなも、しかたがなかったとみえます。病気びょうきおもくなって、とうとう牛女うしおんなんでしまいました。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)