“御箪笥町”の読み方と例文
読み方割合
おたんすまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神楽坂上かぐらざかうえ御箪笥町おたんすまちまでやっておくれ。あの、ほら、南蔵院なんぞういんさまの前だよ。長丁場でどくだけれども南鐐なんりょうでいいかえ」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
小石川御箪笥町おたんすまちに屋敷を持っている、今井善吉郎という小旗本の中間ちゅうげん武助が何かの用で七ツ半(午後五時)頃に、この高源寺門前を通りながら、何心なく地蔵堂をのぞくと
半七捕物帳:66 地蔵は踊る (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「麻布区御箪笥町おたんすまち一丁目六番地。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)