“しゆんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
峻嚴66.7%
峻厳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に彼女の口は、彫刻家ののみの力を借りなければ開かぬものゝやうにかたくしまり、ひたひは次第に石のやうな峻嚴しゆんげんさにすわつてゐた。
平次の論告は、水もらさぬ峻嚴しゆんげんさでした。
評家久しく彼を目するに高踏派の盟主を以てす。すなはち格調定かならぬドゥ・ミュッセエ、ラマルティイヌの後にで、始て詩神の雲髪をつかみて、これに峻厳しゆんげんなる詩法の金櫛きんしつを加へたるが故也。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)