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人力車
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じんりきしや
ふりがな文庫
“
人力車
(
じんりきしや
)” の例文
先頃
(
さきごろ
)
大阪
(
おほさか
)
より
歸
(
かへ
)
りし
人
(
ひと
)
の
話
(
はなし
)
に、
彼地
(
かのち
)
にては
人力車
(
じんりきしや
)
日
(
ひ
)
を
追
(
お
)
ひ
盛
(
さかん
)
に
行
(
おこな
)
はれ、
西京
(
さいきやう
)
は
近頃
(
ちかごろ
)
までこれなき
所
(
ところ
)
、
追々
(
おひ/\
)
盛
(
さかん
)
にて、
四百六輌
(
しひやくろくりやう
)
。
伏見
(
ふしみ
)
には
五十一輌
(
ごじふいちりやう
)
なりと
云
(
い
)
ふ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
四人は女中をせきたてて、
人力車
(
じんりきしや
)
を雇つてもらつた。雪の降るなかを人力車は走るけれども、それがもどかしい程遅い。高木村の入口で人力車から降りて坂をのぼつて行つた。
島木赤彦臨終記
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
人力車
(
じんりきしや
)
——
腕車
(
わんしや
)
が、
此
(
こ
)
の
亻
(
にんべん
)
に
車
(
くるま
)
と
成
(
な
)
つた、
字
(
じ
)
は
紅葉先生
(
こうえふせんせい
)
の
創意
(
さうい
)
であると
思
(
おも
)
ふ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さういふ街道を父は独占したやうなつもりで街道の
真中
(
まんなか
)
を歩いて行つた。然るに
稍
(
やや
)
しばらくすると、僕のうしろの方で
人力車
(
じんりきしや
)
の車輪の
軌
(
きし
)
る音がした。さうしてヘエ、ヘエ、といふ
懸声
(
かけごゑ
)
がした。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
曰
(
いは
)
く、(
金子
(
かね
)
も
男
(
をとこ
)
も
何
(
なん
)
にも
入
(
い
)
らぬ
微醉機嫌
(
ほろよひきげん
)
の
人力車
(
じんりきしや
)
)——
少々
(
せう/\
)
間違
(
まちが
)
つて
居
(
ゐ
)
るかも
知
(
し
)
れないが、
間違
(
まちが
)
つて
居
(
ゐ
)
れば、
其
(
そ
)
の
藝妓
(
げいしや
)
の
心掛
(
こゝろがけ
)
で、
私
(
わたし
)
の
知
(
し
)
つた
事
(
こと
)
ではない。
何
(
なに
)
しろ
然
(
さ
)
うした
意氣
(
いき
)
が
唄
(
うた
)
つてあつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“人力車”の解説
人力車(じんりきしゃ、人力俥)とは、人の力で人を輸送するために設計された車。
日本では、主に明治・大正期に移動手段とし用いられた。現在では「観光人力車」が観光地などで使われている。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“人力車”で始まる語句
人力車夫
人力車人
人力車宿
人力車屋
人力車挽