“亻”の読み方と例文
読み方割合
にんべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本では一流の大商店、すなわちにんべんも鰹節を百貨店に納めて居る。また菓子店として有名な藤村や栄太楼も自店の品を納めている。
私の小売商道 (新字新仮名) / 相馬愛蔵(著)
ちいさいじぶんの冬の晩、どこのかへりだらう大叔母に手をひかれてもう半分ほど大戸を下ろしてしまつた、にんべんだか山本だかで買物をすまし、おもてへでると
寄席風流 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
蒸立だとか、好い色だとか云って、喜んでよ、こっちからも、にんべんの切手の五十銭ぐらい祝ったろう。小遣帳にいているだろう。そのおんなの行先が知れない奴があるものか。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)