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亻
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にんべん
ふりがな文庫
“
亻
(
にんべん
)” の例文
日本では一流の大商店、すなわち
亻
(
にんべん
)
も鰹節を百貨店に納めて居る。また菓子店として有名な藤村や栄太楼も自店の品を納めている。
私の小売商道
(新字新仮名)
/
相馬愛蔵
(著)
稚
(
ちいさ
)
いじぶんの冬の晩、どこのかへりだらう大叔母に手をひかれてもう半分ほど大戸を下ろしてしまつた、
亻
(
にんべん
)
だか山本だかで買物をすまし、おもてへでると
寄席風流
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
蒸立だとか、好い色だとか云って、喜んでよ、こっちからも、
亻
(
にんべん
)
の切手の五十銭ぐらい祝ったろう。小遣帳に
記
(
つ
)
いているだろう。その
婦
(
おんな
)
の行先が知れない奴があるものか。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蛾眉山
(
がびさん
)
のある
蜀
(
しよく
)
の
地
(
ち
)
は都を
去
(
さ
)
る事
遠
(
とほ
)
き
僻境
(
へききやう
)
なり。
推量
(
すゐりやう
)
するに、
田舎
(
ゐなか
)
の
標準
(
みちしるべ
)
なれば
学者
(
がくしや
)
の
書
(
かき
)
しにもあるべからず、
俗子
(
ぞくし
)
の筆なるべし。されば
我
(
わが
)
今の
俗
(
ぞく
)
竹を※と
亻
(
にんべん
)
に
誤
(
あやまる
)
の
類
(
るゐ
)
か、
猶
(
なほ
)
博識
(
はくしき
)
の
説
(
せつ
)
を
俟
(
ま
)
つ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
人力車
(
じんりきしや
)
——
腕車
(
わんしや
)
が、
此
(
こ
)
の
亻
(
にんべん
)
に
車
(
くるま
)
と
成
(
な
)
つた、
字
(
じ
)
は
紅葉先生
(
こうえふせんせい
)
の
創意
(
さうい
)
であると
思
(
おも
)
ふ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
蛾眉山
(
がびさん
)
のある
蜀
(
しよく
)
の
地
(
ち
)
は都を
去
(
さ
)
る事
遠
(
とほ
)
き
僻境
(
へききやう
)
なり。
推量
(
すゐりやう
)
するに、
田舎
(
ゐなか
)
の
標準
(
みちしるべ
)
なれば
学者
(
がくしや
)
の
書
(
かき
)
しにもあるべからず、
俗子
(
ぞくし
)
の筆なるべし。されば
我
(
わが
)
今の
俗
(
ぞく
)
竹を※と
亻
(
にんべん
)
に
誤
(
あやまる
)
の
類
(
るゐ
)
か、
猶
(
なほ
)
博識
(
はくしき
)
の
説
(
せつ
)
を
俟
(
ま
)
つ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
處
(
ところ
)
で、その、お
差支
(
さしつかへ
)
のなさを
裏
(
うら
)
がきするため、
豫
(
かね
)
て
知合
(
しりあひ
)
ではあるし、
綴蓋
(
とぢぶた
)
の
喜多
(
きた
)
の
家内
(
かない
)
が、
折
(
をり
)
からきれめの
鰹節
(
かつをぶし
)
を
亻
(
にんべん
)
へ
買出
(
かひだ
)
しに
行
(
ゆ
)
くついでに、その
姉
(
ねえ
)
さんの
家
(
うち
)
へ
立寄
(
たちよ
)
つて、
同行三人
(
どうかうさんにん
)
の
日取
(
ひどり
)
をきめた。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(あら、可哀相に、おてんばじゃありません。
亻
(
にんべん
)
の。)
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
亻
部首:⼈
2画