“にんべん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
人扁10.0%
亻偏10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちいさいじぶんの冬の晩、どこのかへりだらう大叔母に手をひかれてもう半分ほど大戸を下ろしてしまつた、にんべんだか山本だかで買物をすまし、おもてへでると
寄席風流 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
「なるほど妙だね。※雨※風せんうしゅうふうか。見た事がないな。何でも人扁にんべんだから、人がどうかするんだろう。いらざる字を書きやがる。元来何者だい」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そしてこの頃から、名も、高俅こうきゅうとあらためた。きゅう毛偏けへんをとって、亻偏にんべんきゅうに代えたのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)