“丸噛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるかじ80.0%
まるか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大原君、これはアスペラガスだよ。一時間半湯煮ゆでて白いソースへクリームを沢山入れてかけたのだ。オイ君、根元から丸噛まるかじりにしてはいかん。根の方を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
一人いていた柿を引手繰ひったくる、と仕切にひじを立てて、あごを、新高しんたかに居るどこかの島田まげの上に突出して、丸噛まるかじりに、ぼりぼりとくいかきながら、(めちまえ、)と舞台へわめく。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
薩摩芋を食べるにしても丸噛まるかじりにすると消化の悪い繊維がそのまま腹へ入るから胃と腸とはそれを消化させるに非常の手数をかける。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)