“頭立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしらだ73.3%
かしらだち13.3%
かしらた6.7%
かしらたち6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先ず頭立かしらだったのが横柄にすだれを払って、「どうじゃ。この殿に違いはあるまいな。」と、仲間の方を振り向きながら、念を押したそうでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私とても了介殿御同伴上坂も致候。芸州永井主人主水正が事ハ兼而かねて長州の政府の論の如ク相辨候所、永井曰ク、然レバ諸隊頭立かしらだち候者ニ面会可致と、則諸隊頭立候もの面会せり。
頭立かしらたった一人の武士、芳年の写生帳をバラバラと開いて、不審の眉を顰めます。
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
出立たちいでうかゞひ居たり此三人の中頭立かしらたちたる一人は甲州にて名高き惡漢わるもの韮崎にらさき出生しゆつしやうの雲切仁左衞門といふ者なり若年じやくねんころより心がうにして眞影流しんかげりう劔術けんじゆつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)