“三頭立”の読み方と例文
読み方割合
トロイカ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私のニカノールはむっとして三頭の手綱を控えたが、やがてもう医師の鈴音が聞こえなくなると、両肘を張って一声わめき、そして私の三頭立トロイカは気狂いのように後を追って疾駆した。
(新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
やがてこの家の玄関へ乗りつけるらしい馬車の車輪くるまの音がはっきり聞こえて、それから、ついに停ったらしい三頭立トロイカの癇の立った馬の荒い鼻嵐と重苦しい息切れが部屋の中まで響いて来たのである。