“トロイカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三頭立28.6%
三頭馬車14.3%
三頭立て14.3%
三頭立橇14.3%
三頭立馬車14.3%
軽馬車14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがてこの家の玄関へ乗りつけるらしい馬車の車輪くるまの音がはっきり聞こえて、それから、ついに停ったらしい三頭立トロイカの癇の立った馬の荒い鼻嵐と重苦しい息切れが部屋の中まで響いて来たのである。
三頭馬車トロイカが、やや降り勾配に走っている街道の、そこここにやたらにある坂を、ガラガラと駈けあがったり、一気に駈けおりたりするたんびに
どうしても追いつくことの出来ない三頭馬車トロイカのように、ずんずん走って行くのではないか? お前の駈けて行く道からは煙のように埃がまいあがり、橋がとどろき
ぶくぶくに肥ったあから顔の彼がじゃらじゃら小鈴のついた三頭立てトロイカに乗って、これもぶくぶくに肥って赤ら顔のパンテレイモンが肉ひだのついたくび根っこを見せて馭者台に坐り込み
イオーヌィチ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
毎あさ彼はヂャリージでの宅診を急いで済ませてから、町へ往診に出かけるのだったが、その馬車ももう二頭立てではなく、じゃらじゃら小鈴のついた三頭立てトロイカで、いつも帰りは夜がふけた。
イオーヌィチ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これでもおれは南京虫ナンキンむしじゃなかろうか、あの有害な虫けらでは? なにしろ、カラマゾフだからなあ! ある時、町じゅう総出でピクニックをやったことがあるよ。七台の三頭立橇トロイカで出かけたんだ。
リリーはたいへん絵が好きなのでございますよ! あなた展覧会にいらっしゃいますか? 全くためになりますわね? 時に三頭立馬車トロイカのドライブは? お芝居は? シンフォニイは? ああ