“うっとこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
主人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——主人うっとこもこの頃はとんと真面目になってな、酒は飲まへんし、食物の道楽もせんようになったし、まあ、夜店の洋食焼きを毎晩食べたがるくらいなもんや」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「そうだっせ、ほんまに情けない。主人うっとこももうあんた、そろそろ五十や言うのに、いまだにあんな子供みたいなもん食べたがりまんねん。みっともないこっちゃ」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「——あとで、主人うっとこがお邪魔するかも判れしまへんさかい、なんぞ帳面づけの用事でもあったら、さしとくなはれ。字を書くことでしたら、間に合いまっさかい」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)