“心措”の読み方と例文
読み方割合
こころお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はや敵は、城下近くに迫りました。いまはお心措こころおきなく、お始末遊ばしますように。——光春もすぐおあとを慕うて参りますれば」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——ともあれ、北ノ庄まで落ちいて、心措こころおきなく始末、きれいに、所存しょぞんを遂げたいと思う。……この上の御造作ごぞうさじゃが、湯漬を一椀いちわん、馳走して賜わるまいか」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お心措こころおきなく……。行っていらっしゃいませ」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)