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措
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を
ふりがな文庫
“
措
(
を
)” の例文
何
(
なに
)
となく
薄淋
(
うすさび
)
しくなつた
浪
(
なみ
)
の
面
(
おも
)
を
眺
(
なが
)
めながら、
胸
(
むね
)
の
鏡
(
かゞみ
)
に
手
(
て
)
を
措
(
を
)
くと、
今度
(
こんど
)
の
航海
(
かうかい
)
は
初
(
はじめ
)
から、
不運
(
ふうん
)
の
神
(
かみ
)
が
我等
(
われら
)
の
身
(
み
)
に
跟尾
(
つきまと
)
つて
居
(
を
)
つた
樣
(
やう
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
食料
(
くひもの
)
措
(
を
)
しがるなんち
業
(
ごふ
)
つくばりもねえもんぢやねえか、
本當
(
ほんたう
)
に
罰
(
ばち
)
つたかりだから、
俺
(
お
)
らだら
生
(
い
)
かしちや
置
(
お
)
かねえ、いや
全
(
まつた
)
くだよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「それでは後がうるさい。何を
措
(
を
)
いても町役人と、
眞砂町
(
まさごちやう
)
の親分に知らせなきやなるまい。お前一と走り頼むぜ」
銭形平次捕物控:120 六軒長屋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
本来
(
ほんらい
)
の
好心
(
すきごゝろ
)
、
可加減
(
いゝかげん
)
な
慈悲
(
じひ
)
ぢやとか、
情
(
なさけ
)
ぢやとかいふ
名
(
な
)
につけて、一
層
(
そ
)
山
(
やま
)
へ
帰
(
かへ
)
りたかんべい、はて
措
(
を
)
かつしやい。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
措
(
を
)
いても、書かうと思ふたら、その舞台なりシーンなりを
小説新論
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
▼ もっと見る
さうして
箸
(
はし
)
を
措
(
を
)
いた
後
(
のち
)
漸
(
やうや
)
く
身體
(
からだ
)
に
快
(
こゝろ
)
よい
暖氣
(
だんき
)
の
加
(
くは
)
はつたことを
知
(
し
)
つた。
少量
(
せうりやう
)
の
水
(
みづ
)
を
注
(
つい
)
だ
鐵瓶
(
てつびん
)
の
沸
(
わ
)
くのを
彼
(
かれ
)
は
復
(
また
)
凝然
(
ぢつ
)
として
待
(
ま
)
つた。
彼
(
かれ
)
は
先刻
(
さつき
)
からどうかすると
手
(
て
)
もとを
探
(
さぐ
)
るやうにして
煙草入
(
たばこいれ
)
を
膝
(
ひざ
)
にした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
措
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“措”を含む語句
挙措
口措
差措
措辞
窮措大
棄措
措置
心措
前措
擧措
措定
措所
措所無
措画
措大
措致
措葉
挙措振舞
扨措
時措
...