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『錦紗』
ふりがな文庫
『
錦紗
(
きんしゃ
)
』
村はずれを国道へ曲ったとき、銀色に塗ったバスが後方から疾走して来るのが見えたが、お通はふと気をかえて、それには乗らぬことに決心した。たった十銭の賃銭ではあったが、歩いて行ったとて一時間とはかからぬ町である。四十分や五十分早く着いたにせよ、十 …
著者
犬田卯
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
母
(
ば
)
水楊
(
やなぎ
)
終
(
お
)
埃
(
ほこり
)
悔
(
くや
)
手垢
(
てあか
)
措
(
お
)
濛々
(
もうもう
)
白痴
(
ばか
)
裸体
(
はだか
)
身装
(
みなり
)
零
(
こぼ
)
鼻汁
(
はな
)