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てあか
ふりがな文庫
“てあか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
手垢
94.1%
手汚
2.9%
手穢
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手垢
(逆引き)
すると籠屋は煙管を
措
(
お
)
き、茶を一杯ぐっと傾けて、さて、表座敷の神棚から一冊の
手垢
(
てあか
)
に汚れた和本を下ろして来て、無雑作にたずねはじめた。
錦紗
(新字新仮名)
/
犬田卯
(著)
てあか(手垢)の例文をもっと
(32作品)
見る
手汚
(逆引き)
湯灌場者は死人の
手汚
(
てあか
)
で黒ずんでいるし、ほかの古物も、長らく人間の喜怒哀楽を見て来ているようで、そこらの品の一つ一つが
一廉
(
ひとかど
)
の因縁を蔵しているらしく思われる。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
てあか(手汚)の例文をもっと
(1作品)
見る
手穢
(逆引き)
踊子らも
選
(
え
)
りぬきと見えそれぞれに優劣の差のない、揃った清潔な感じがした。
手穢
(
てあか
)
の染まぬ若い騎兵の
襟首
(
えりくび
)
の白さにちらりとほの見える茎色の
艶
(
つや
)
があった。実に
眼醒
(
めざ
)
めるばかりの美しさだった。
罌粟の中
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
てあか(手穢)の例文をもっと
(1作品)
見る
“てあか”の意味
《名詞》
手の垢。
手で触れて、その物についた手の汚れ。
(出典:Wiktionary)