“手穢”の読み方と例文
読み方割合
てあか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踊子らもりぬきと見えそれぞれに優劣の差のない、揃った清潔な感じがした。手穢てあかの染まぬ若い騎兵の襟首えりくびの白さにちらりとほの見える茎色のつやがあった。実に眼醒めざめるばかりの美しさだった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)