“ざゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
座右92.3%
坐右7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関白の座敷としては、割合に倹素で、忠通の座右ざゆうには料紙硯と少しばかりの調度が置かれてあるばかりであった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ヘルンの机の座右ざゆうには、常に日本の煙草盆と煙管がそなえてあった。ヘルンは日本の煙管を好んだので、夫人が外出するごとに変った物を見付けて帰った。
坐右ざゆうの柱に半折はんせつに何やら書いてってあるのを、からかいに来た友達が読んでみると、「今はしのぶおか時鳥ほととぎすいつか雲井のよそに名のらむ」
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)